<aside> 💡 目次

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■家庭医療専門医ルーブリック■

学習目標 ボーダーライン 不可
複数の疾患が絡み合った症例において、主治医 として複数の医療施設や専門医・専門科の間で 連携をとり、適切にマネジメントできる。 複数かつ難しい疾患や問題が絡み合った事例において、主治医として専門医や医師以外の医療専門職との協働を適切にマネジメントしている。治療負担と患者の能力のバランスにも配慮できている。 複数の疾患や問題が絡み合った事例に関し、専門医や医師以外の医療専 門職との協働を通じ、マネジメントしている。 疾患や問題が複数でない、専門医や 医師以外の 医療専門職との協働が 不十分、マネジメントが不適切といった 問題がみられる。

多疾患併存状態(Multimorbidity)とは?

多疾患併存状態の問題

bio medicalな問題

ケアの分断

治療負担の増大

<aside> 💡 治療負担=ポリファーマシー+ポリドクター+療養に必要な生活習慣

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ポリファーマシー/ポリドクター

療養に必要な生活習慣

誰に介入するべきか

NICEガイドライン

多大な治療負担がある患者(MTBQによる評価

どう介入するのか?

目標設定【Ariadne Principles

  1. 潜在的な疾患や治療の相互作用を評価する - 患者の状態・治療・気質・文脈-
  2. 患者の好みと優先順位を引き出す - 患者が最も望んでいる・望んでいない結果-
  3. 交渉された治療目標を達成するための個別化マネジメント

治療負担のキャパシティーのバランスを評価する

患者の治療負担を軽減する

  1. 患者の治療負担に対する懸念を把握する
  2. 減薬、安価な治療法、療養に必要な生活習慣の整理を検討する
  3. 通院すべき診療科を厳選し、単線化(総合診療医が主治医機能を果たす)してケアを取捨選択しシンプル化/水平統合・垂直統合の強化する

RACGP - A cumulative strain model for chronic pain and multimorbidity