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■家庭医療専門医ルーブリック■

学習目標 ボーダーライン 不可
問題の複雑度がかなり高い患者において、複数の種類の専門職が関わり、ケアを最適化することができる。 クネビンフレームワーク等を用い、問題の複雑度がかなり高い患者において、複数の専門職を巻き込んで議
論し、最適なケアを長期的視点で行い、評価できて
いる。 問題の複雑度が高い患者において、複数の専門職を巻き込んで議論し、適切なケアが行えているが、評価は不十分である。 問題の複雑度が評価不十分、複数
の専門職での議論不十分といった問
題がある。

患者と医療システムがより複雑になっている<機械論の限界>

複雑性を説明する複雑適応システムとは?

複雑適応システムの具体例

複雑適応システムの特徴

  1. システムは非線形であり、予測不可能である
  2. 境界が曖昧である
  3. それぞれのエージェント(要素・変数)は内面化されたルールセットに基づく行動し、自己組織化し、システムは適応する。
  4. 複雑なシステムが他の複雑なシステムと相互作用する際には、決して完全には解決できない緊張とパラドックスをもたらす。

複雑性がなぜ重要か

複雑性の評価方法、ツール

INTERMED score<医学的・非医学的側面からの複雑性の評価>

PCAM(Pacient Centered Assessment Method)

PCAM.pdf

PCAM解説.pdf

そのほかの様々な概念モデル

複雑性を評価した後は、どのぐらい複雑なのかを評価する

The certainty-agreement diagram

クレビンフレームワーク

4つの領域への対処(simple,complicated,complex,chaos)

the Cycle of complexity model(Zulligら)

見えた複雑性、実臨床で介入すべき点に介入する

できる限り疾患・症状のマネジメントを行い、複雑性を軽減するように務める

アトラクターパターン(あるあるのシステム)を把握する

家族・多職種チームの形成、 コミュニケーションを取りながらチームで乗り切る

最小限の仕様で立ち向かう